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ここにある。

2016年夏。乳癌になっちゃったよわたし。

紹介状とインターネット

2016年10月入ってまもなく。

K病院での手術を予約できたから、H病院に連絡をした。
受付の加奈子ちゃん(仮名)に伝えたよ。

「紹介状ですが、K病院 乳腺外科のA先生宛でお願いします。」


…あれ?って感じで間が空いたあと、
「お待ちくださぁい。」って加奈子は電話を離れた。

数分後、加奈子の代わりに電話に出てきたのは、あのキツい看護師さんだった。

「えーと。K病院の、A先生ですか?」

「はい。」

「この間こちらからご案内した病院ではありませんね。
K病院とは、どこにある病院ですか?
どのように知った病院ですか?」


うぉー。なんかちょっと怒ってるね。
言葉がトゲトゲしておるよ。
ゴメンね、だってほんとは最初からK病院って決めてたんだ。。。

でも 必ずあの紹介してくれた病院の中から
指定しなくちゃいけなかったのかな。
遠く離れた実家の近くに決めました、とかいう人もおるだろうよね。


あ。(⊙◇⊙)
…はは~ん。(←ピンときた

もしかして、紹介した病院に転院が決まったら、
その病院からなんかリベートとかあるのかな?
治療費の1割とか。そんなアレなのかな?

※注意※
事実は知らないし、わたし個人の「ピンときた」だから
そういうことなんですってよー
って 他の人に喋ってしまわぬようお気をつけください。


どうやって知った、なんて訊かれるとは思ってなかったわたし、
なんか頭の中でゴチャゴチャと余計なこと考えちゃって。

「〇〇区にある病院です。
知人が教えてくれました。」
って嘘ついちゃった。

ほんとは、「インターネットで知って」
「メールでセカンドオピニオンをお願いした」先生なのに。




…思い起こせば20年前。

携帯電話の普及が進んだと同時に
出合い系が流行りだした頃。
その流行りに乗せられ、バイト先の友人 キョウちゃん(仮名)が
どこまでも坂道を転げ落ちる姿を見ていたことがあったのだよね。

…そんな大昔から
ネットの怖さを身近で目の当たりにしていたから、
K病院のA先生のことを
「ネットで知り合いました」とか
「会ったことはないけど信頼できる人です」とか
迂闊に発言してはいけないような気がしてしまったんだな。

いや。それが事実なんだけど。
そして疚しいことは何もないんだけど。

でも、それを誰かに説明しようとした場合
理解されないんではないかと思ってしまったんだ。

えー?ってなった時、

違うって!
ほんとにいい人なんだってば!
会えばわかるって!

とか必死になればなるほど怪しすぎるだろ。と。


だから そこに架空の知人を挟むことにより、
わたしは会ったことないけど知人づたいで「知ってる人」という位置づけにしようとしたのである。
大嘘つきである。
女は女優である。

別にほんとのこと言ったって構わなかったよな。
と。
今なら思う。

疑われるだろうと、あんなにいい先生のことを
余計な嘘に引きずりこんでしまったわたしは
たいがい腐ってるな。

ねぇ。キョウちゃん。
お元気ですか。
あれから20年。
わたし腐ったオトナになりました。(遥か遠い目


でも20年前のキョウちゃんは
転げ落ちながらも笑ってたっけな。
幸せそうだったよ。
誰だって不幸になろう、苦労したい、なんて思わないよね。
あの時 キョウちゃんは幸せになろうとしてたんだね。

でも、結果は…。

いや、待てよ?
不幸になっちゃったとか
わたしが測れるもんじゃないか。
ゴメンよキョウちゃん。

キョウちゃんが今、笑って暮らしてたらいいな。

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…というワケでね。
紹介状の宛名書きひとつ頼むのに
不相応なほどエネルギー使っちゃったし
昔の感傷に浸りすぎてしまった。
って話し。

「わかりました、ではK病院のA先生のこと、
こちらで調べさせていただきますね」
って言われて、ちょっと動揺したんだった。

調べる?え、何を?
A先生にご迷惑にならない?
って心配だったんだけど、
ニュアンスからして「インターネットで」って感じだった。
あ、お宅も?みたいになってきた。

インターネットに出会い、
インターネットに心乱され、
インターネットで新しい情報を知る

何コレ。
福山雅治の歌かなんかですか。

というワケで、
この紹介状問題はこの後も実はちょっと尾を引いてるよ。


…はぁ。(ため息
次回予告だけど、
このH病院にわたしまた検査依頼をするんだよね。

ほんとに あの時の自分、
もうちょっと冷静になったらいいのにって思っちゃう。
思い出したくないから書きたくないんだけど、
あったことは書き留めると決めたから、
また明日書きます。