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ここにある。

2016年夏。乳癌になっちゃったよわたし。

ルミナールAかBか

2016年 12月28日

手術で切除した組織の病理結果を聞きにゆきます。

ルミナールA(ホルモン治療単独)なのか
ルミナールB(ホルモン治療+抗がん剤)なのかを言い渡される日だけあって、
やっぱり少し緊張したね。

春からまた別の仕事を始めたいと思ってたから、
抗がん剤をやることに決まると
その仕事もできなくなる可能性が高い。


ドキドキしながら診察室へ。
1ヵ月ぶりのA先生 こんにちは。
傷の具合を診てくれた。

自然に剥がれるまで
傷口のテープは貼ったままにしておくよう言われていたんだけど、
センチネルリンパ節の方のテープは
脇の汗が原因だろうかね?
退院後3日程度でモロッと取れてしまったし
おっぱいの傷口のテープは
かぶれでかゆくてかゆくて、
カキカキしていたら徐々にほつれ、
お風呂入る度に浸水して
1週間くらいで全部取れちゃった。

3日くらいで傷は塞がってるハズだから
取れたら取れたで別に構わない
とも聞いてたから心配はしていなかったけれど。

それでも傷口をキレイに、治りを早くするために、
傷口にはテープを貼っておいた方がいいよと
お友達のうりこさんが 防水テープと
かゆみ止めの塗り薬を送ってきてくれて、
この日の診察までそうしていた。

A先生も
「傷跡が拡がらないために
半年くらいはテープを貼っておくといいですよ。」
と。
じゃあ、これからもこんなふうに
テープを貼って過ごします。


そして服を着て、いよいよ審判の時。

「病理結果ですが、浸潤径は13mmでした。」
つまり癌のしこりは13mmの大きさだったんだね。
8mmのがひとつと、隣にあったちっちゃいのを足したのが
13mmってことだろうと理解しました。

「断端陰性です」
切除した組織の切り口には、
癌細胞がありませんでしたよ、ということ。
つまり充分にマージンをつけたから
癌細胞は切ったものの内側に全部収まってて、
癌の取り残しはありません。

「リンパへの転移もありませんでした。」
ほんとうにヨカッタです。

「至って普通の種類の乳癌ですね」
核異型度とか悪性度とかは日本語では書いてなかったけど
もらった書類を後で見てみたら、
そこらへんのこと、英語で書いてあった。
全部3て数字だった。
いいか悪いかって言ったら悪いんだけど
A先生はいつも言ってるよ。
こういう数字に惑わされないようにと。
コレは普通の乳癌だから、
やるべきことをやるだけなんですよと。

「ホルモンレセプター陽性で、染色強度は中等度です」
ホルモン治療がよくきくよってこと。
染色強度、確か針生検の組織診断では強かったと思うけど、
こういう数値の差異が出てくることはままあるらしいね。

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「HER2は1+です」
HER2に関してはわたしは元々陰性だと知っていたから
(これも針生検の結果で)、
よく調べたりしていないのでわかりません。
遺伝子タンパクのなんちゃらで、
1+程度だと「なし」と判断されるみたい。
つまりHER2は陰性。

「そしてki67は 21%でした」
ぴゃーーーー!!!!!
ということは!!!!!

「ルミナールAですね。
抗がん剤はやらずに、
ホルモン治療のみになります」
イェス!!!!!(≧∇≦)

ki67というのは腫瘍マーカー
少し前までは14%以上あれば
抗がん剤使用対象だったらしいんだけど、
現在では30%以上で抗がん剤使用を
考え始めるのが主流なんだってさ。
21%はボーダーラインになるんだけど、
先生の経験から、これくらいだったら
抗がん剤は効かない」数値てさ。

そんなワケでわたし
あぁ、抗がん剤はやらずに済んだ!
ヨカッタ!と思いながら、
先生の話すホルモン治療の説明を聞いていた。

「ノルバデックス5年でいいと思います。
1日に1錠、朝飲んでください」

「夜ではダメですか?夕飯のあととか」

「いいですよ。
飲み忘れがなく、
時間が固定されているのであれば。
24時間置きに飲んだ方がいいので。」

なんで夜にしたかったかというと、
倦怠感とか眠気とかの副作用が出ちゃった場合、
朝飲んだのでは日中ずっとしんどいのかなと思って。
夜飲めば、副作用が一番強く出ちゃってる間は
眠っちゃっててよくわかんない‪\( ・ω・ )/‬
となるんではないかな?と思って。
先生からイイよって言ってもらえたし、
ノルバデックスは夜飲むことに決めた。

「副作用としては、のぼせ、ほてり、
ホットフラッシュですね。」

「はい」

「あと、飲み始めて1度目の生理は
出血量が増えるので
ちょっとビックリするかもしれません。」

「ほう」

「2度目からは反動で少なくなると思います」

「わかりました」

ということで、
もうあとはやるべきことをやるだけ。

5年も服用とは長いけど、仕方ない。
乳癌なんてものはしぶといヤロウなんだよ。
時間をたっぷりかけてブッコロス☆彡.。



ノルバデックスを5年飲みつづけた場合と
10年飲みつづけた場合の
効果の差はまだわからないらしい。
あと数年もすると、10年間飲みつづけた人たちの結果が出るらしい。
もし効果が高ければ わたしも10年、
みたいな話になるんだろうかね。
できれば5年で終わることができたらいいけど。

治験的にかどうかは知らないが
10年飲みつづけている人たちには頭が下がる思いです。
ひとくちで言っちゃっても、
コレ大変なことだもんね。

そんなワケで
ここで、A先生とはさようなら。
次にお会いするのは3月下旬。
「先生、ほんとうにありがとうございました。
よいお年をお迎えください(・∀・)」

エレベーター降りて薬局行くまでの間、
抗がん剤なしでヨカッタ」としみじみ思うと同時に
あぁ…やっぱりホルモン治療やだな…
って気持ちがジリジリと戻ってきちゃってさ。

薬局の窓口でノルバデックスが入った袋を受けとった時
イヤすぎて泣きそうになっていた。

もしも病院が家と近かったら、
帰宅後、ベッドにつっぷして号泣してたと思う。
イヤなもの受け取っちゃったという気持ちがフレッシュすぎて。

でもk病院は自宅から2時間以上も離れてる。
帰るまでにシャトルバスに乗り、
電車を乗り継いで時間をかけて帰る。
人前で号泣するわけにいかないからグッとガマンして、
泣きたい気持ちはSNSで愚痴ったり
ラインで友達に泣き言言ったり。
わたしの友人たちは優しい言葉で
慰めてくれたり励ましてくれたり。
ほんとうに感謝しています。
家に帰る頃にはだいぶ落ち着いていた。

そしてほんとうは
明日から開始でいいって言われてたんだけど、
明日の夜までグズグズ言ってるのが
自分で想像できてとてもいやだった。

「ワーン飲みたくないよー!!!」と
池乃めだかみたいに足をじたばたしながら、
半べそかきつつ夫の前でひとしきり騒いだあと、
その日のうちに初めてのノルバデックスを飲んだのでした。

一度飲んだら もう突き進むしかないし。
1日早めたんだから予定より1日早く治療も終わる。

割と気持ちの切り替えは早いわたしでした。