ここにある。

2016年夏。乳癌になっちゃったよわたし。

認知機能⤵︎⤵︎⤵︎

こないだね。

テレビ番組を録画して欲しいという旨を
夫に伝えようとしていたんだけど。

普通はさ、「〇日の〇チャンネルの〇〇〇(番組名)の録画予約をして欲しい」
と言えばいいだけのことでょう?

ところがまず、何日だったかが不確かで
「6日?…いや5日だったかな?」てなっちゃって。

じゃあ次はチャンネルを思い出せなくて、
「6チャンとかだったかも。」

そして極めつけは番組名も忘れている。
「えーとね、金曜ロードショーみたいな名前。
…あ、金曜どうでしょう だ!」とか言ってんの。
それ「水曜どうでしょう」と混じってんだろ、
でもほんとの正解は「火曜サプライズ」だったんだ。。。
なんてこったよ。
もう何もかも間違えてんの。
いくらなんでもヒドすぎる。わたし。

でもね、日にちもチャンネルも番組名も、
一旦はキチンと覚えたことだったんだ。
で、伝える直前までちゃんと覚えてるの。
ところが口に出して言おうとすると
何もかもが吹き飛んでゆく。
空気に触れたらソッコーで風にさらわれるイメージ。
そう、わたしの記憶は風の中。
~あなたに伝えたいことがある~(キャッチコピー)
さぁ、カッコイイ映画のタイトルっぽくなって参りましたが
言ってることは単に「忘れっぽい」というだけのことという。
残念。


年配の人たちの
「えぇと、なんだったかのぅ、ほれ、アレだよ、なんだったかいのぅ」
とかいうの、このごろよくやってる。

もともとそんなに物覚えのいい方ではないし
ウッカリしたニンゲンでもあるもんで
「なんだっけ?てへぺろー!!」みたいなことはままあったけど、
それとはまた何か質が違うというか。
言葉では説明しずらいけど。
これマジでおばあちゃんじゃねぇかよ、と思う時がある。

どうも、ホルモン治療で目が悪くなって
物事をボンヤリみているせいか、
記憶するということにおいてもボンヤリしてきちゃったように思うんだよ。

おかしい、これはおかしいな、と思って調べてみたら、
ノルバデックスの副作用のひとつに
やはりあったよ「認知機能の低下」がこっそりと。

女性ホルモンと認知機能は密接に関係があるらしいんだ。
やっぱそのホルモンをどうのこうのする治療だものね、
物覚えが悪くなったりすることくらい普通にあるみたいだよ。

なんかもうそれが夫を捕まえて
「おたくどちら様?」とかまでのことじゃないし、
ほんとうに気をつけねば!という場面では
気を引き締めてめっちゃ集中して取り組むとか
自分でコントロールするだろうし、

買い物の内容を忘れたとか
リビングに何をしに来たのか忘れたとか
冷蔵庫開けて何を出そうとしてたかわからないとか
書くとちょっとアレだし不便なこともあるけど
普段中の普段、まぁ忘れたとて大して困らない程度のもんだからさほど気にはしていない。

でもほんと いろんな副作用あるね!
こうして自分が変化したように思うところを挙げているけど
ポジティブに取れば「自分のことをよく見つめている」ということだから、
悪いことじゃないでしょうね。
(軽微で笑ってられるからというのもあるが。)

3ヶ月おきの通院や超音波検査、血液検査、マンモグラフィの検査で
毎度「異常なし」と言われてホッとしながら帰ってくる。
多分それと似ている。
自分のことをよく見つめる。

でも早くホルモン治療終わりたいなー。
終わったら、この、目の霞みとか忘れっぽくなってるのとか
ちょっとしためまいとか ぜーんぶ消えるのかな、
いや、きっと消えるよね!と思うと
ホルモン治療が終わる予定の3年半後が楽しみなんだ!

そういえばまだ今月のアドベントカレンダーを載せてなかったのでまた次回。

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梅雨のジメジメ・肌寒さ。
みなさん 体に気をつけて過ごしてくださいませねー。