ここにある。

2016年夏。乳癌になっちゃったよわたし。

6月の通院2

※前回のあらすじ※
キタノさんと3ヶ月ぶりの再会。
ディズニーランドのエレクトリカルパレードを見ながら
アトラクションの順番を待つこと2時間。
やっとたどりついた先にいたミッキーは言った。
「線維腺腫は外側にあるよ!ハハッ!」

(↑適当に書いてるんでやっぱり前回の記事読んでください。)




エコーも終わって椅子になおった。

ミッキー、、、でなしにA先生は言った。
「その後どうでしたか?」

「4月と5月は目眩が強くてしんどかったです」

「ほう」

「こんな具合でこれからもホルモン治療が続けられるのか?と思うほどで。
実際やめたい やめたいとメソメソしていたんです。(チラッ」

「そうでしたか。
季節的なものもあるかもしれないですね。
春は目眩が出やすいですよ。」

「そうなんですか。」

あ。確かに。
確かにそうかもね。
わたしの母も去年の春 目眩で大変だったんだよ。
50代の知り合いも毎年春になると目眩で寝込んだりしている。
春はお別れの季節です、あらため、目眩の季節です。


「そうかもしれないですね。
あと、疲れた時にも強くなるような気がします。
特に夕方からはもうグダグダで。」

「今月はどうですか?」

「だいぶ落ち着きました。
でも強く出る日もたまにあります。
そういう日は モウヤダヨーとなるんです。(チラッ」

「そうですか...」

「あのぅ…
わたしのステージとかグレードとか浸潤径などから、
もし今後無治療にした場合の
再発率とか10年生存率はどれくらいになりますか?
治療をつづけた場合とどれくらいの差があるのか
念のため知りたいんですけど...」

「それは今すぐには調べられないんですよね。
でも経験上の感覚で答えるとすれば
…うーーーん…
無治療で87% 、治療をすれば95% 、
という感じですかね。(10年生存率」


び、ビミョーだなオイ…(´゚ω゚`)

「実はさっきも別の患者さんに
治療を続けるか相談されたんです。」

「あら。そうなんですか」

「その方は再発率や生存率を予測するサイトで
ご自分で調べてこられたんですが、
まぁ それはちょっと数値が高めに出るんですけどね、
でもその方は 『治療した場合と無治療の場合、これくらいしか変わらないなら安心して治療をやめられる』と言って
今日から無治療になったんです。」

「…!!( °▽° )(めっちゃ羨ましい…!!その潔さが!!)」

「最後に決めるのは患者さんですが、
やはりガイドラインが出ています。
治療を続ければ生存率が上がることは間違いない。
だから医師として、わたしからは簡単に
治療をやめていいですよ、とは言えないです。
まずは休薬を提案します。」

「でも、休薬すると、またホルモンバランスが崩れたりしないですか?
ホルモン剤を飲んでいる状態に体が慣れていなくて
目眩がおきているのだとしたら…」

「そうですね、もう少し頑張って続けていたら
目眩も自然と消えてくるかもしれないですね。」

「…じゃあ治療はひとまず続ける方向にします。(←奥歯を噛みながら)
とりあえず3ヶ月。
で、その間先生がお勧めしていたエクオールか、漢方を試してみたいです」

「そういう患者さんは結構います。」

「でも漢方を試すなら、近所に漢方薬局があって
体質にあったものを処方してもらえるらしいんで
その漢方薬局でお願いしたいと思ってるんです。
そういうのは大丈夫でしょうか」


「それは問題ないです。
いいと思いますよ。」
(↑ほらね!こういうの気にしないタイプと思ってたんだA先生!)


「やめておいた方がいいタイプの漢方などはありますか?」

「漢方に関しては何を使ってもらっても大丈夫です」

割とザックリしてるのかもしれんね、
ホルモン剤でビチッと効かせてるから
多少何かが変わっても影響は少ない(あるいは無い)。とか。

クオールにしても、A先生は自分で勧めるくらいで、
ヨソの病院の先生ではホルモン治療をしている乳がん患者にエクオールは使わせないらしいんだよ。
でもきっと大丈夫なんだろうな、西洋医学の対抗薬とかじゃなければ。
クオールはただのサプリメントだもの。
乱用しなければ大丈夫。

というワケでね、どっち使ってもいいよってことになった。
何らかの方法で つらい症状を抑えながらも
ホルモン治療はやはり最後まで続けた方がいい
というA先生の考え。

そうか~そうなんですね~。

という具合で ありがとうございました と診察室を出るわたし。


お会計済ませてまた3ヶ月分のノルバデックスを受け取って
ボチボチ歩き始めた時に!!

思い出した!!

訊いてないことがあったと!!

↓持って行ってたメモ

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ホルモン剤飲み始めた翌日からバキッと出て
1日たりとも治まらぬ目の充血のこと。
目薬ください て言う予定だったのに
コロッと忘れて言ってないじゃないカー!!
L(゚□゚)」オーマイガ!


アンド

前回の血液検査結果の
腫瘍マーカーの数値「N」とは何ですか?と
訊く予定だったんじゃないカー?!
L(゚□゚)」オーマイリルガ-!アタタメテ アゲヨ (尾崎豊

忘れないように、と
手に持ってるメモですら忘れ。
何やってんのかな。
ほんとやんなっちゃうよ。

結局目の充血に関しては
帰り道にある商店街のドラッグストアで薬剤師さんに
「反動でますます悪化させるから
絶対毎日は使わないでください。
充血がヒドイ時だけにしてください」
と念をおされながら買った目薬。

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コレほんとよく効いた。
一時的なものだったけど。

また、3ヶ月後にA先生にお願いして
あらためて目薬はもらおうと思う。