読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ここにある。

2016年夏。乳癌になっちゃったよわたし。

そういうアレ

2016年10月4日

なんとなく違和感として心に残っていたことが、
気になることに変わり、やがて不安へ。


H病院の先生が初診の時に言っていた言葉を
今更思い出してしまったのだよ。


「あなたはホルモンバランスが悪いです。
右胸にこんなに嚢胞やら線維腺腫ができるなんて
ホルモンバランスが悪い証拠です。」

わたし、そういえば右胸にも嚢胞があったんだね。
線維腺腫だけでなくて。

線維腺腫は大きめなのが丸っとわかりやすく見えていて、
これは良性だろうなと素人のわたしでも確信できるほどのツルッとしたものだった。

でも、「嚢胞」もあるって言ってた。
その嚢胞というやつは、本当に嚢胞なんだろうか???
だって、左胸の、嚢胞(だったもの)だと言われてたものが癌だった。
じゃ、右胸にあるって言われたの、ほんとに癌じゃない???


ここでわたしはもっと冷静になればよかったんだよ。
今後の転院先であるK病院の初診が10月末に控えてた。
だったら、不安に思うことを その時A先生に相談すればよかったんだけど、
初診の時までに、治療箇所は列挙しておかないと
スムーズに進まないかもしれないと思ったんだ。

だからわたし、針生検をやってもらったH病院に連絡して、
右胸に見えたという嚢胞を、もう1度見てもらえないか?
エコーを見直してもらえないか?電話で頼んだ。
必要なら再度針生検も受けます、と。伝えたんだよね。

看護師さんが
「うーん。」って渋ってた。
「K病院の初診を早めてもらって、そこで調べてもらうことはできないですか?」

できるハズないよ。
初診と言っても、もう手術に向けての
癌の広がりを見るためのMRI検査や胸部レントゲンを撮ったりする予定で、
「コレは何か?検査してみましょうか(針で)」という時間はないんだもん。

それに、K病院はとても混んでいる病院で、
一番早く融通してくれての初診が10月末だった。

「難しいと思います。」

H病院だってメチャ混みの病院なんだけど、
針生検をやった場合 結果が出るまでに2週間はかかるから、
やるなら早くやってしまわないと、
その結果を紹介状に入れられなくなってしまう。
10月末に間に合わせなくてはならない。
いろいろ調整してくれた。
そして「明日の朝いちばんで来てください」って言ってくれた。

なんと優しい!!
しかも迅速!!
ありがとうございます!!


てな感じでさ。
翌10月5日にまたH病院に行ったんだよね。
ほんとはもう紹介状を受け取りにくる以外で来たくはなかったんだけど。
仕方ない。
自分でお願いしたことだもの。


そして診察室へ入って
「さぁ、ベッドへ!針生検の準備は整ってます。早速やりましょう」
って促された。

あれ?あれれ?
って思いながらわたしもベッドに横になっちゃったんだけど、

いや、あの、エコーをまず確認してもらいたいんです。
嚢胞って言ってたものは、どこにあるんですか?
って伝えた。


わたし、こないだ板みたいなのでスキャンした、
ほら、最新のエコーマシーンで撮ったやつ、
後から何度でも どんな角度からでも見れるという
あのエコー画像を見ながら、
コレです、こにあります、と教えてもらいたかったんだな。
そしてそれが怪しげならば、針を刺して検査してもらおうと思ってたの。
ところが そこんとこの意図がうまく伝わってなくて。

「え?線維腺腫を刺すんじゃないんですか?」
って言われた。
もう先生も刺す気満々で手に麻酔用の注射器持ってるし。

「いえ、線維腺腫は私も初診の時に確認させてもらいました。
明らかな良性と思っているのでそれはほっといていいんです。
ただ、嚢胞もあるって仰ってたので、
それが実は変なものだった、ということがないか、
今一度確認してもらいたくて。」

あぁ!そういうことだったんですか?
って、先生は電気シェーバーみたいなよくあるエコーで
クリクリっとおっぱい探って モニタをこちらに向けてくれた。
「コレですね。しこりのような形にならないほどの。
豹紋状になっています。全体的にありますよ。
コレは針を刺す対象ではありません。」て。

なんかね、桃とか梨とかマンゴーとかさ。
白いあみあみのクッション材あるでしょう?
そう、そう、コレよコレ。

f:id:clichang:20161218180733j:plain

こんな感じのものがたくさん見えた。
ほんとだ。しこりとは違う嚢胞群。
コレのことかいな。

そんなワケで、お騒がせしました。。。
お忙しいところわざわざお時間を作ってくださったのに、すみませんでした。。。
と深々とゴメンなさいした。




そしたら。
ちょっとおかけ下さいと促され。
椅子に座り直した。

「先日、K病院に転院希望だとご連絡をいただきましたが、
ほんとうにK病院でいいんですか?
こちらでも少し調べてみましたが、
多分、術中迅速診断をしない病院だと思いますよ。
つまり、顕微鏡を覗く人がいない。
そういう病院で手術を希望するならば、 乳房の温存はしてはいけません。
全摘手術をするべきです。」

えぇ…。
何それ脅しですか…。

そんなことないよ、ちゃんと術中迅速診断やってるって。
転移がないかだって調べてもらえるよ。
取り残しがないようにキッチリマージンを取りますが、
(わたしからA先生へのメール文面からの判断では)充分温存でいけますって連絡もらってあるもの。


「ご心配をおかけして申し訳なのですが、
一応A先生ともメールで連絡を取り合いましたし、
信頼に足る方だと思っているので大丈夫です。
紹介状の宛名はK病院でお願いします。」

ということでさ。
またすったもんだがあったけど。

「わかりました」と言ってもらえたよ。

わたしの命のことを考えて言ってくれたのか、
はたまた他に何か思いがあったのかは知らない。
でも、とにかく、もうコレで。
H病院での検査はもう終わったのだ。
(今日は検査してないけども)


お会計ではエコー代金はキッチリ請求された。
「あんなちょっぴり見るだけで…。」という思いは拭えなかったけど勉強代だな。

癌が見つかったことでナイーブになりすぎたし、
冷静さを欠いたよね。

何か不安に思うことがあったら、
今後はもう全部A先生に相談しよう。
しかも、これからはメールなんかではなく直接だ。

もう、そういうアレですよ。
うん。うん。

…。


しっかりしろ、わたし!